細かいところまできれいにカット出来る‼︎カッティングマシン「スキャンカットCM300」のダイレクトカットのやり方

こんにちは、レンタルショップ「カリレル」です。

当店では、ブラザーさんから出ているカッティングマシン「スキャンカット CM300」のレンタルをスタートいたしました。
前回のブログでは、このカッティングマシンについて基本的な使い方と内蔵データから模様を選択し、カットする方法をご紹介いたしました。
(詳しくはこちらからご確認いただけます。)

今回は、自分で書いたオリジナルのイラストや、パソコンなどで製作した画像をプリントアウトしたものを、縁に沿ってきれいにカットできるダイレクトカットのやり方についてご紹介したいと思います。

ダイレクトカットを使えば、カットしたいイラストの縁に沿って細かくきれいなカットを短時間で行うことができます。また、縁からカットする場所の距離を編集することもできるので、余白を設けることもできますし、逆にイラストの少し内側をカットすることもできます。これらの機能を工夫して使うことで、自分好みのオリジナルステッカーなどを簡単に作れるようになります。
かなり細かいカットも行うことができますので、ぜひご参考ください。

スキャンカットCM300のダイレクトカットのやり方を動画で確認する

今回ご紹介するカッティングマシン「スキャンカット CM300」のダイレクトカットのやり方については、こちらの動画からもご確認いただけます。
動画も合わせてご覧いただくことで、分かりやすくより使用時のイメージも掴めるかと思いますのでぜひご利用くださいませ。

ダイレクトカットのやり方

ダイレクトカットをご使用いただく際の流れとしましては…
①カットしたいイラストなどの素材を用意する。
②素材をカッティングマットに貼りスキャンをする。
③スキャンされたデータを確認・編集する。
④カットをする。
となります。

カットしたいデザインによっては、サイズの問題や、背景とイラストとの色のコントラスト差などの関係によりうまくスキャンがされないこともあります。特に、色のコントラスト差があまりない素材は、スキャンの認識が難しくなりますのでご注意ください。詳しくは下記の内容でご紹介しますので、ご参考くださいませ。

また、使用するホルダーやカッティングマットには種類があります。
使用する素材により適したホルダーとカッティングマットがありますので、詳しくは下記の図をご参考ください。
素材に合わせたマットと刃の組み合わせ

カットしたいイラストを用意してスキャンをする

①まずはカットしたい素材を用意します。
(今回はパソコンで製作したイラストをプリントアウトして使ってみたいと思います。)
素材を用意する

②用意した素材をカッティングマットに貼ります。この時、マットの左上に合わせ、付属のスパチュラを使ってきれいに貼り付けておきます。
素材をマットに貼る

③本体の電源をつけ「スキャン」を選択し「ダイレクトカット」を選択します。
ダイレクトカットを選ぶ

④スキャンの認識モードを選びます。
※認識モードはグレースケール認識モードとカラー認識モードの2種類あります。
グレースケール認識モードは、輪郭や、背景とイラストの明度の差がはっきりしているイラストに適しています。
カラー認識モードは、背景とイラストがどちらも薄い、または濃い場合などイラストの輪郭がはっきりしない時に適しています。
認識モードを選ぶ

基本的にはグレースケール認識モードでスキャンをし、スキャン結果を確認します。スキャンしきれていない部分があったらカラースケール認識モードでもスキャンを試し、希望に近いスキャン結果のモードを使用するようになります。

⑤素材を貼り付けたカッティングマットをマット送りに差し込み、送りボタンを押します。
マットを差し込む

⑥スタート/ストップボタンを押してスキャンを開始します。
※スキャンを開始すると、本体の後ろ側にカッティングマットが出てくるので、本体の後ろ側には物を置かずにきれいにしておくと良いです。
スタートする

本体後ろに注意する

⑦スキャンが終わったら「OK」を押します。
OKを押す

スキャンされた内容を編集しカットする

①赤い矢印を動かし、カットしたいイラストを囲うように範囲をトリミングします。
画像をトリミングする

②イラストに沿って表示されている黒い線が、カットが行われるカット線になります。細かくて見にくい場合には、拡大キーを押して確認することができます。
拡大して確認する

カット線を確認する

③スキャンで認識されていない部分があった場合、画像データの出力レベルを編集します。
出力レベルを編集する
※「認識最小サイズ」を押すと、スキャンデータから認識できる最小サイズを変更することができます。ここでサイズを設定しておくと、不要な小さい模様を取り除きたい時などに便利に使えます。
認識最小サイズを設定する

※認識最小サイズの下にあるグラデーションのアイコンを押すと、画像検出レベルの濃度を編集することができます。
画像検出レベルの濃度を編集

画像検出レベルの濃度を編集2

画像検出レベルの濃度を編集3

画像検出レベルの濃度を編集4

このように、カット線がどのように出るか編集をし、希望通りのカット線が出なかった場合にはスキャンを始めからやり直しカラー認識モードを試します。
カラー認識モードの結果と比較して、より希望に近いカット線が出た方を使うようにします。

④カット線の位置を調節するには、アウトライン距離を設定します。
アウトライン距離を設定

アウトライン距離を設定2

アウトライン距離を設定3

⑤枠をつけるよう設定することも出来ます。枠なしでイラストの縁通りにカットしたい場合には、最初の設定のままで大丈夫です。
枠付けの設定をする1

枠付けの設定をする2

枠付けの設定をする3

⑥設定が完了したら「OK」を選択します。
完了したら次に進む

⑦画面の「カット」を選択し、スタート/ストップボタンを押したらカットが開始されます。
カットを選ぶ

スタートする

⑧カットが完了したら画面を確認し、送りボタンを押してカッティングマットを取り出します。付属のスパチュラを使ってカットされた素材を取り除きます。
素材を取り除く

出来上がりを確認する

今回カットした内容を確認すると、このようになりました。
アウトラインがはっきりしているものは、このようにきれいにカットできています。

こちらの細かいパーツが集まったイラストは、それぞれがカットされています。また、スキャンの際に認識されなかった部分もありました。

最初のアウトラインがはっきりしているイラストや、1つの画像としてまとまっている場合は問題なくきれいにカットされます。
2枚目の画像のように、細かいパーツが集まったイラストの場合だと、それぞれがカットされてしまいグループ化されません。カッティングマットからカットされた素材を取り除くのも大変ですし、カットされたパーツを配置して使用するのも大変になってしまうので、グループ化させたいという時もあると思います。その場合には、次にご紹介しますやり方を試してみてください。1つのグループとしてカットが出来るようになります。

細かいパーツを1つのグループとしてカットしたい場合

①グループ化したいイラストにアウトラインを追加し、1つにまとめます。
(今回の場合は○で囲んで作ります。)
画像を編集しアウトラインを追加する

②素材をカッティングマットに貼り、スキャンをします。
スキャンをする

③スキャン結果を確認します。追加されたアウトラインがあることにより、1つのグループとしてスキャンされます。
スキャン結果

④アウトライン距離を編集しカットをします。
アウトライン距離を+に設定すると、追加したアウトラインの線を残した状態でカットすることができます。追加したアウトラインの線を入れずにカットしたい時には、アウトライン距離を−に設定するとアウトラインの線の内側でカットがされます。
出来上がりの様子

出来上がりの様子2

このように、細かいパーツごとにカットすることも、アウトラインの線を追加してグループ化しカットすることも出来ます。
出来上がりの様子3

ダイレクトカットを使えば、細かいイラストも短時間できれいに縁どりカットすることができます。
細かいカット

出来上がり

まとめ

まとめ

今回はカッティングマシン「スキャンカットCM300」のダイレクトカットのやり方についてご紹介しました。
ダイレクトカットを使えばカットしたい素材を用意すれだけで、イラストをきれいに縁どりカットすることができます。細かい部分のカットもきれいに出来るので、手で切るよりも何倍も早く作業を進められます。
ただし、スキャンする際にイラストによっては認識されないものもありますのでご注意ください。

今回ご紹介しましたカッティングマシン「スキャンカットCM300」を使ってみたいという方は、ぜひ当店のレンタルサービスをご利用ください。きれいな切れ味を短時間で完了してくれますので、作業効率が一気に上がりとても便利に使用できます。どうぞお試しくださいませ。

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