こんにちは、レンタルサービス「カリレル」です。
当店の防振双眼鏡はキヤノン・ビクセン・ケンコートキナーの有名な3メーカーを中心に取り揃えています。
これら3メーカーの防振双眼鏡はとても高性能で人気のため、どれを選んでいただいてもおすすめなのですが、それぞれ若干スペックや使い心地は異なります。
そこで今回は、当店で取り扱っている「キヤノン 10×30 IS II」「ビクセン ATERA H12x30」「ケンコー・トキナー VC スマート 14×30」の3機種をスペックや使い勝手など比較して徹底レビューしてみました。
防振双眼鏡を探している方、防振双眼鏡の使い勝手などが気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
各双眼鏡の基本的なスペック
まず、各双眼鏡の基本的なスペックは以下の通りとなっています。
キヤノン 10×30 IS II | ビクセン ATERA H12x30 | ケンコー VC スマート 14×30 | |
---|---|---|---|
倍率 | 10倍 | 12倍 | 14倍 |
対物レンズ有効径 | 30mm | ||
実視界 | 6度 | 4.2度 | 4.4度 |
明るさ | 9 | 6.3 | 4.4 |
サイズ | 150×127×70mm | 149×108×62mm | 147×124×51mm |
重量 | 約600g | 約422g | 約515g |
防振スイッチ | ボタン式 | レバー式 | レバー式 |
倍率はそれぞれ10倍、12倍、14倍となっていて、対物レンズ有効径は30㎜と共通です。倍率が低い分、キヤノン 10×30 IS IIが明るさ9で最も明るくなっています。
また、重量はビクセン ATERA H12x30が約422gとかなり軽く作られています。サイズもビクセンは小型で、逆にサイズの大きいキヤノン 10×30 IS IIは少し重めになっています。
各双眼鏡の見た目を比較
それぞれの双眼鏡を並べて見た目を比較してみました。
1.真上から
2.ななめから
3.横から
サイズはキヤノン 10×30 IS IIが最も大きく、ビクセン ATERA H12x30が小さめなのが分かりますね。ただキヤノン 10×30 IS IIは持ちやすいよう裏側に少し窪んだ部分がありますので、特に持ちにくさは感じません。
各双眼鏡の手持ち画像比較
各双眼鏡を手持ちした写真を撮ってみました。
キヤノン 10×30 IS II
ビクセン ATERA H12x30
ケンコー VC スマート 14×30
各双眼鏡とも持ちにくさなどは特にありません。キヤノン 10×30 IS IIが少し重いかな、と感じるくらいです。今回は写真撮影用にストラップを外していますが、当店ではストラップも標準で付いていますので、首から下げたりすることも全然問題ありません。
明るさや見やすさはキヤノン 10×30 IS IIに軍配!
3機種の中で明るさや見やすさを比べてみると、キヤノン 10×30 IS IIが明るさ9、実視界6度と最も優れています。倍率が一番低いため、明るくて広角に見えるんですね。
数値だけだと実際にイメージしずらいですが、数値上はキヤノン 10×30 IS IIはケンコー VC スマート 14×30の約2倍明るく見え、ビクセン ATERA H12x30の約1.5倍明るく見えます。
日差しのある日中屋外など、十分明るいところでは差はあまり感じられないかと思いますが、室内など少しくらい環境になってくると違いもかなり感じられると思います。実際私も社内で覗いてみると、キヤノンの方が明るいなとはっきり分かるくらいです。
明るくて視界の広い防振双眼鏡が良ければキヤノン 10×30 IS IIがおすすめですね。
重量はビクセン ATERA H12x30が最も軽い!長時間使用におすすめ
重量を見ると最も軽いのはビクセン ATERA H12x30で約422gとなっています。これは防振双眼鏡の中でも最軽量ということなので、軽い双眼鏡が良いという方はビクセン ATERA H12x30がおすすめです。
コンサートやライブなどで長時間使用する場合、重さはかなり影響してくるでしょう。特に一番重いキヤノン 10×30 IS IIは意外とゴツい見た目でサイズも大きめのため、ずっと手持ちしているともしかしたら女性の方などは疲れるかもしれません。当店では付属品でストラップを付けておりますが、ずっと首からぶら下げているのも首が疲れてしまうかもしれませんね。
防振機能のスイッチはレバー式とボタン式の2種類
防振双眼鏡は常に防振してくれるというわけではなく、スイッチを入れている間だけ防振機能が働くようになっています。
防振機能のスイッチはレバー式とボタン式の2種類があり、キヤノン 10×30 IS IIがボタン式、ビクセン ATERA H12x30とケンコー VC スマート 14×30がレバー式となっています。
ボタン式はボタンを押している間だけ防振機能が働くので、ずっと防振にしたければボタンを押し続けていないといけません。そのため、長時間の使用だと指が疲れてしまうかもしれません。レバー式はレバーをオンに入れれば一定時間防振機能が働き続けるので、長い時間使うならレバー式の方が扱いやすいでしょう。
ただ、ボタン式のキヤノン 10×30 IS IIも、バンドなどを巻いてボタンを楽に押し続けられるようにするという技を使っている方もいるそうです。
ボタン式のキヤノン 10×30 IS II
ランプ点灯中は防振機能が働いています
レバー式のビクセン ATERA H12x30
ランプ点灯中は防振機能が働いています
レバー式のケンコー VC スマート 14×30
ランプ点灯中は防振機能が働いています
倍率はケンコー VC スマート 14×30が14倍と高倍率!
倍率で選ぶならケンコー VC スマート 14×30が14倍という高い倍率のためおすすめです。通常、防振機能のない双眼鏡は高くても10倍程度までの倍率のものが多いので、14倍となると防振機能を常にオンにしておかないとまともに見れないくらいぶれてしまいます。
しかし、ケンコー VC スマート 14×30なら14倍という高い倍率でぶれることなく見ることができるため、通常の双眼鏡では味わえない臨場感を味わうことができるでしょう。とにかくぶれずに出来るだけアップに見たい!という場合にはケンコー VC スマート 14×30がおすすめです。
各機種の実際の見え方や使い勝手をレビュー
各機種の実際の見え方や使い勝手を別記事でそれぞれレビューしました。防振機能の具合など、気になる部分の動画なども掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
キヤノンの防振双眼鏡「10×30 IS II」を徹底レビュー!使い心地や倍率10倍の見え方をチェック
ビクセンの防振双眼鏡「ATERA H12x30」を徹底レビュー!使い心地や倍率12倍の見え方をチェック
ケンコー・トキナーの防振双眼鏡「VCスマート14×30」を徹底レビュー!使い心地や倍率14倍の見え方をチェック
3機種を比べてみた感想は・・・
これら3機種を比べてみた感想ですが、どれも良いところがあり甲乙つけるのが難しい!というのが正直なところです。
当店スタッフが使ってみた感想として、スペック重視の男性スタッフは明るくて視界も広いキヤノン 10×30 IS IIがお気に入りということでした。野球観戦に持って行ったそうですが、ものすごく鮮明に見えて感動した!と興奮していました(笑)
多少重いのが難点のキヤノン 10×30 IS IIですが、男性ならそこまで気にならないかもしれませんね。
女性スタッフは最も軽いビクセン ATERA H12x30がお気に入り。やはりコンサートなどで長く使うとなるとなるべく軽いものが良いという事でした。小さくて持ちやすく、片手でも扱えるほどの軽さなのがおすすめ。また、防振機能がレバー式なのも非常に楽だと気に入ったよう。ケンコー VC スマート 14×30もレバー式で、ビクセン ATERA H12x30に近いタイプの機種なのでコンサートなどで遠くの席になったら倍率の高いケンコー VC スマート 14×30でもいいかなという事でした。
それぞれに良い特徴があるので、状況に合わせて使いこなしがおすすめ
どんな状況でもこれを使っておけば大丈夫!という双眼鏡は無いのですが、それぞれの双眼鏡に良さがあるので、状況に合わせて各双眼鏡を使いこなしていただくのがおすすめです。
例えばコンサートで近い席が取れたなら倍率が低めで明るいキヤノンにし、遠くの席になったら高倍率のケンコーにしたり、スポーツ観戦でずっと選手を追いかけたいなら長く持ってても疲れにくい軽めのビクセンにするなど、状況ごとに使い分けて頂くのが最も満足度高く利用いただけるのではないかと思います。
もし3機種購入するとなると相当な金額になりますので、ぜひ当店のレンタル防振双眼鏡で状況に応じてお得にご利用いただければと思います♪
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